2020年1月31日金曜日

不思議寺縁起 その16 たとえが下手な聖者

あるところに聖者と弟子がいた
そこに悩みを持った村人が教えを求めた

 村人A「聖者様、上司のパワハラで悩んでいます。
強く言い返すにどうしたらいいでしょう?」
聖者「 例えで示そう、賢いものはたとえで直ちに教えを知るからだ。
例えば、うんこするだろう?、昨日のご飯のコーンが残っていることがあるだろう?
そのように胃酸にも負けず、あらゆるものに吸収されず、
力強く残る。そのようにしなさい」
弟子「先生、たとえが汚すぎます」

村人B「聖者様、私はずいぶん彼女がいません。
どうしたら、彼女ができるでしょう?」
聖者「たとえば、ベッカムを知っているか、彼のプレイ、彼のフリーキック、
彼のゴールはかっこいいだろう。なにより、アキレス腱を切ったときの
かっこよさは最高だ、怪我するときもかっこいい。それを目指しなさい」
弟子「先生、ベッカムに失礼です」

村人C「聖者様、私は何をするにも覚えが悪く、怒られてばかりです。
どうすればよいでしょう?」
聖者「 たとえば、道で高級自転車があるだろう?
そこには四桁の鍵があるとしよう
毎朝、9999個の番号を入力する、ひたすら、ひたすら入力する。
小さなことでも一歩一歩していけば必ず
高級自転車が得られるように、努力すれば必ず得られる、そのようにしなさい」
弟子「先生、それは犯罪です。故郷に帰らしてもらいます」
聖者「待ってくれ、弟子よ、反省するから、ゆるしておくれ
たとえば、蓮は泥が汚ければ汚いほど、美しい花を咲かすように、
私はそのようなものなのだ。」
弟子「 はっ、また弟子にしてください」
聖者「よかろう」

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