2025年5月8日木曜日

不思議寺縁起その二十五 「占い師コニシ」

 

助手そら「先生、新しい占いの出来を見てください」

占い師コニシ「よろしい見せてみなさい」

そら「先生、明日の10時28分に秋葉原の駅前の

宝くじ売り場でクジを買えば100万円当たります」

コニシ「いかない、いかない」

そら「いま、A社の株を買えば、明日10倍に高騰します」

コニシ「買わない、買わない」

コニシ「私がやってみよう」

コニシ「「明日の昼、タクシーに乗って渋谷のコンビニに行き、店員に話せば

人気ナンバーワンのグラビアアイドルと付き合えるであろう」

助手そら「先生さすがです」

コニシ「今日の客は誰だね」

助手そら「まもなく来ます、帝国ハムの山風社長です」

山風社長が来た 

山風社長「私は占いなど信じてないのだよ」

秘書「まあ、そう言わずに」

コニシ「後頭部を見せてください」

山風社長「後頭部か、そんなので占えるのか、わかった」

コニシ「うむ、うむ、はいっ!」

「小学校二年生の8月3日午前11時

友達の家にいたあなたは、黙ってウルトラマン人形を持って帰りましたね」

山風社長「なんでそれを知ってるんだ」

山風社長「うーむ次」

コニシ「背中を見せてください」

山風社長「こんどは背中か、まあいいだろう」

コニシ「うむ、うむ、はいっ!」

コニシ「A社との大きな商談があったとき、部下を脅迫し、成果を横取りして今の地位にたどり着いた。

違いますか」

山風社長「なぜ、それを知っている、私とあいつしか知らないはずだ」

コニシ「更にダメ押しと行きましょう」

コニシ「あなたは巨人ファンですね」

山風社長「なにをいってるんだす、私はねっがらの阪神ファンだず」

助手そら「先生、外れるから、あれほど野球ネタはだめだと言ったのに!」

コニシ「手応えがあったんじゃ」

山風社長が沈黙したがすぐに

コニシに泣きついた

山風社長「先生の力はわかりました。今日は他でもありません、私の娘のことです」

     「結婚して10年経ち、相手は真面目でよい男なのですが、子供が生まれないのです

     「まもなく40です。先生どうしたら良いでしょうか?」

コニシ「わかりました、いいでしょう」

   「かかとを見せてください」

山風社長「かかとですか?、そんなものでわかるのですか?」

コニシ「いいから見せなさい」

   「うむ、うむ、うむ、はいっ!、はいっ!、はいっ!」

助手そら「先生がトランス状態になってます、これは大変なことです」

コニシ「あなた、沢山の動物を殺して食べ物を作っていますが

動物供養してませんね。」

山風社長「そんな迷信、するわけがない」

コニシ「それが子宝を阻む原因です。動物供養をしてください、そして

渋谷スクランブル交差点の真ん中で『手のひらを太陽に』を歌いなさい」

山風社長「そんな恥ずかしいこと」

コニシ「やるんですか、やらないんですか」

山風社長「わかりました。やってみます」

山風社長は帰っていきました。

一週間後「先生ありがとうございました、」

「先生に言われた通り動物供養し、渋谷スクランブルで歌おうとしたその時、

携帯に娘が妊娠したとの連絡がありました」

「先生本当にありがとうございました」

しばらくするとたまのような赤ちゃんが生まれ、山風社長一家は幸せに暮らしたのでし


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